MERIDAディーラーキャンプに行ってきました。
先日、ミヤタサイクル主催のMERIDAディーラーキャンプに招待頂き行って参りました。
到着!湘南国際村です。
(※今回特別な許可の下、試乗会が行われております。常設ダートコース、ロードコースなどはありません。トラブル予防の観点からも、自転車を趣味にする者のマナーとしても絶対に同施設及び、同地域に迷惑のかかる行為などはおやめ下さい。)
MERIDAの旗が沢山立ってます。
メインのプレゼン会場です。大学の講堂を思い出します。
ミヤタサイクルが、MERIDAのMTBにも多数採用されているDT SWISSを今年から取り扱い開始するようです。
しかも、ただ扱うだけではなくサポートセンターを設置して積極的にアフターサービス体制を確立していくようです。
おいらのO’NINEにもDTのサスペンションが搭載されているので安心です。
軒並み10万円オーバーの高級ラインしか展示されていませんが、今後多数ラインナップされるのでしょうか?
普及グレードは、当店の場合SRサンツアーもあるし、棲み分けができて良かったかもしれません。
リヤユニットも、もちろんあります。
自転車に搭載されている状態で輸入されてきたアイテムでもメンテナンスを受け付けてくれるようなのでDTのリヤユニットを搭載した当店お勧め、CENTURIONのユニットもバッチリメンテナンスを受け付けてくれるでしょう。
CENTURION製の自転車標準装備パーツとしておなじみの、PROCRAFTのパーツも輸入販売開始するようです。
O’NINEに付けようかな~?などと、妄想してました。
アヘッドキャップです。切削加工が見事で、芸術品のようです。
一部、2014年MERIDAの高級車にも採用されているシートクランプです。
カーボン一体成型部品にアルミのタイコを入れて止めているようです。
プロクラフトの、高級シリーズ”PRC”シリーズ
目を奪われるのは、仕上がりの美しさと、金額です。
非常にバランスが良いと思います。
現物を触れば分かりますが、とっても繊細な作りです。
サイクルモードなどに出品されていたら、是非チェックしてみてください。
今話題のビッグセブンいわゆる、650B、27.5インチなどと呼ばれる規格のMTBです。
29erでデメリットとされていた、ハンドルバーハイトは26インチと遜色ないレベルまで引き下げられ、切り詰められたリヤセンターとの相乗効果で26インチの扱いやすさと、29erの走破性の良い所取りになっているそうです。
試乗の感想は後ほど・・・
ブレーキレバー、シフトレバーがどちらもシマノの上位機種だとこんなことも出来ます。
ハンドルバークランプのバンドが一つにまとめてあるのがお分かりいただけますか?
軽量化と、スッキリとした見た目を両立できる、I-SPEC(アイスペック)です。
ハンドルバー周りがスッキリするので、サスペンションのロックアウトレバーの取り付けも余裕ですね~。
フレックスシートステイの画像は何処のサイトも掲載しているので、BB集合部の画像を載せてみました。
シンプルな見た目ですが、計算された強度設計で抜群の漕ぎ味を演出してくれそうです。
ヘッド周りは剛性追求した設計です。26インチ時代と違い、29erや、27.5ビッグセブンなどはフロントフォークのレングスが必然的に長くなってしまうので、ねじれ剛性の強化をする必要があります。そのため、各社とも苦心している場所なのですが、丈夫に作るだけではなく、芸術的で美しいフォルムになってます。モデルネームをここに入れるのも、自信の表れのように感じます。
同時に、車輪の大口径化で前傾姿勢が取りづらくなった27.5や、29erは、適正な乗車姿勢を確保するため、ヘッドチューブが短くなっており、最近主流の上下異口径(上:1⅛、下:1.5インチ)もあいまって、何だかデップリとした印象で野暮ったく、底広のビアタンブラーみたいで格好が悪い物が多いのですが、これ、そんな風に全然見えません!!!
おいらの、O’NINEもそうなるのが嫌で上下オーバーサイズ1⅛のスッキリとしたフレームをチョイスした経緯もあるのでこれは驚きました。
続いて、ビッグセブン900です。
カーボンでも、ハイドロフォーミングでもないTFS(テクノフォーミング)フレーム採用でコストを下げ、パーツスペックにも、価格にもこだわった、里山を気軽に楽しむには最高の性能(価格も、こけた時のダメージも含め)だと思います。
どうしても、レーシングスペックのモデルに目が行きがちですが、そういうモデルは別のお店のオーナーさんがディーラーキャンプのインプレとして沢山アップしてくれる!?と思いますので、おいらはあえてこの辺を突付いて見たいのです。
カーボンフレームは、軽いし、走りも良いのですが、ちょっとコケて、石や倒木などにヒットすると、運が悪いとヒビが入ったり、割れたりしやすいので、初心者や楽しく走れれば良くてあまりタイムを気にしない人、こけそうになった時に自転車投げる!?人たちにはこちらがお勧めと言う訳なんです。
軽さも、性能も一流のDT製XMM 100 SSREMOTE採用です。
フロントヘビーになりがちなMTBですが、前後バランスが良く、滑らかに走れそうです。
MTBを安心感のある道具として考えた場合は個人的には、ベストバイかと思います。
入手しやすい、ディレーラーエンド金具も好感度MAXです。
兄弟ブランドセンチュリオンでも多数採用されている同型なのですが、センチュリオンを輸入している㈱マルイはパーツ問屋としてもかなりの規模で国内で展開してますので、MERIDAやセンチュリオンを扱っている店が近くに無くても、マルイと取引している店はホントに多いので、安心感抜群です。
こんなところ『壊れた事無い!』と、言われそうですが実際、曲がったまま乗って気付いてない人多いんです。
おいらの店には常時5~10個くらいストックしているくらいです。
曲がっているのが、町乗りメインのひとの方が多いくらいなのでこのブログを読んだ人は一度チェックしてみた方がいいかもしれません。変速不良があっという間に改善するかも知れませんよ~。
高いモデルの事は書かないと決めたつもりですが、このモデルを外すわけにはいかないでしょう!!!
ガン・リタ・ダールが2度世界選手権を手中に収め、アテネオリンピックで金メダルを手に入れたモデルのチームレプリカです。
チームレプリカと言っても様々で、他社製品の場合デカールが同じでもフレームは全くの別物といった事が多いのですが、これはそのまま同じフレームだそうです。
実際に、ロードのランプレチームに供給している機材もその意向は同じらしく、そういった意味では、他社製品より3分の一から、5分の一くらいの価格のフレームで戦って勝っているということになりますし、プロの選手が乗っても一般の方が乗ってもスパルタン過ぎず、コンフォートになり過ぎず、誰が乗っても快適で速い自転車という事です。
これは簡単なようですがとても難しい事です。
極限までに切り詰められたリヤチェーンステーで29erとは思えないクイックさと、バイオファイバーレイヤーで得られた抜群の衝撃吸収性で乗り心地を確保したままフレーム剛性を犠牲にすることなく、相反する性能と思われていた物を高い水準で同居させたマルチバンMERIDAバイキングチームでの使用率の高いモデルです。
典型的な日本人体系のおいらにはやや大きく感じますが、荒れたコースなら間違いなく速いはずです。他社29erより扱いやすい印象です。フレームの性能や軽さだけではなく、ジオメトリーを相当煮詰めて設計し、29erのデメリットを最小限にとどめた結果だと思います。
クランクの見た目もゴージャス!!!
日本人に出来ないデザインです。(おいらも日本人ですが・・・)
続いてロードレーサーです。
RIDE系というと、MERIDAのラインナップの中ではコンフォート系とされますが、な、なんと、ランプレMERIDAチームにスクルチューラとともに供給されるらしいのです。
で、このモデルはライドの下から2番目のモデルでRIDE94というモデルです。
下から2番目と言っても、MERIDAお得意の熟成された高度なアルミフレームの溶接技術で、すばらしい加工がされており、一部ネットで大人気の某C社のアルミフレームが超割高なのを気付かせてくれる仕上がりです。
縦パイプの低い位置にジョイントされた扁平シートステイが見るからに抜群の衝撃吸収性を想像させてくれます。
実際に、それを狙った設計のようでアルミフレームは硬いという常識を覆す仕上がりのようです。
ランプレカラーの特注シマノR-500ホイールがカッコイイです。
会場にはメリダの他に輸入販売元のミヤタサイクルの製品も展示してありました。
次期モデルが大幅値上げのEIGERです。650Bのランドナーですね、マルイシのエンペラーと並んでいつまでもラインナップし続けて欲しい自転車です。
30年ほど前のブームの時よりパーツが入手しづらいらしく、少し残念なパーツが多いですが、デッドストックのパーツを少しずつ組み入れていって気長に楽しむのも良いかもしれません。
バックフォークの付け根に”MMIYATA”の刻印があります。
いま、こういう一手間をかけるメーカーって無くなったなー(此処にはまだあります!!!)
パイプ同士を繋ぐラグも美しいですね。
この値段では、採算が合うのか!?
疑問になってしまうほどの超特価です。(対、工作工数、手間)
ミヤタ伝統のSSTB(スパイラル、スプライン、トリプル、バテッド)採用で、クロモリの良さを最大限に活かしています。
外形が同じパイプの内側にスパイラル状に溝を設るとともに、パイプの中心部分の肉厚をそぎ落として、強度の必要な接合部分以外のパイプ中央の軽量化加工を施しているという意味です。決して人目に付く部分ではありません。そんなところにも手を抜かないミヤタのクラフトマンシップのあらわれです。
そんな加工がされているハンドメイドの自転車としては激安プライスです。
その後、ミヤタサイクル社長からMERIDAの今後の活動予定や、MIYATAMERIDAの監督:山路氏、斉藤亮選手、井本京吾選手の活動理念、今後の目標の発表、ランプレチームの国内及び、海外での活動実績&予定等が発表され度肝を抜かれ、精神的にフラフラ(良い意味で)になり、おいらも拡販のお手伝いが出来て良かったな~と、思える内容でした。
数年後に、元々MERIDA推しだったと言える日が来そうです。今からワクワクです。
で、いよいよ外です。試乗会です。でも・・・
雨です・・・・・・
MIYATA MERIDAのチームカーが格好いいです。
でも、雨です。
散々、『雨の中自転車に乗るのも楽しいよ』と、言ってきましたが、試乗と別です。
自転車の癖を真剣に楽しみ(!?)たかったのでこれは残念!
試乗場所までは、このマイクロバスで移動です。
場所は秘密です。
試乗会&おいらのインプレは、次回お届け致します。
ではでは・・・