ドロップハンドル

ん~、人をとりこにするその響。

ただ、こいつは、かわいそうに誤解も多いやつなんです。
お客様とお話していると、
よく、「昔は、よくドロップに乗ってたもんだ。」
なんて言葉を、よくお伺いするのですが、実はドロップハンドルがついている自転車は、ものすごく種類が多いのです。
ロードは、もちろんランドナー、シクロクロス、ピスト、ミニベロ、折り畳み自転車、最近では、ごく一部のMTB等でも(!!)ドロップハンドルがついています。しかも、使用目的や、競技によって実際に使うハンドルは、同じに見えて、とても種類が豊富なんです。

なのに、ドロップってまとめて呼ばれちゃう。
確かに、どこが違うのかぱっと見わからないし同じに見えてもしょうがないと思いますが、せめて、乗っていた自転車の種類ぐらいは、覚えておいてあげてください。

青春の1ページの貴重な体験が、思い出の自転車のことを、”ドロップ”と呼ぶだけで、ただの武勇伝になってしまうかもしれません。

雨が降っていたのか、晴れていたのか、楽しかったのか、辛かったのか、人によって思い出は、たくさんあると思いますが、もう一度、思い出してみてください。初めて自転車に乗れるようになったときのこと、いつもより少しだけ、遠くに行ったときのこと、通学路や、自転車やさんの風景、誰にでも一つや二つ自転車の思い出があるはずです。

ぜひそれを、思い出してあげてください。それだけで、その時代にあったことの一部を取り戻してあげられると思いますよ。だって、自転車ほど、暮らしに密着していて、”実は”思い出の多い”道具”は、ナカナカ無いのですから・・・

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