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キーキー音ランキング?!

金曜日, 3月 31st, 2006

たとえば、普通自転車の場合、前側のブレーキはほとんどキャリパーブレーキと呼ばれているものが付いています。
車輪の枠のリムという部分を挟み込むブレーキのことです。
このタイプは、タイヤに近いところを挟む分、天候や汚れ具合により効きが一定になりにくいので、一般公道を走る場合、補助的に使い、スピードをコントロールする事と、リヤブレーキに異常をきたした場合に危険なので、2系統めのブレーキとして使います。
で、リヤですが一般自転車の場合、メインとして使うブレーキになります。
道路状況にもよりますが、一般的にリヤブレーキの方が効きが良いことが多いです。
つんのめり予防のためにも、この方が良いかと思います。

ただ、この一般自転車用のブレーキには、実に色々な種類があるのをご存知の方はあまりいらっしゃらないようなので、このあたりの問題点について、書いてみたいと思います。

まず初めに、ローラーブレーキ
シマノ製のこのブレーキは、ほとんど音がでません。ただ、ブレーキレバーを握った感触が、ふわふわしていて握ってる感覚がソフトなので好みが分かれることと、長期間使った場合、メンテナンスしていないと、ぎゃーぎゃーと、かなりうるさい音が出る事があります。(この場合、整備しなおすと消えるのがほとんどです。)

つぎに、サーボブレーキ
こいつは、ブリヂストンのダイネックスブレーキや、唐沢のサーボブレーキに代表されるものです。マイルドな効きと、音鳴きの少なさ及び、音がでた場合にも低音がメインなので、耳が痛くなるようなキ~キ~音は、ほとんど出無いのが利点です。

最後に、バンドブレーキ
このタイプは、ほとんどが、2~3ヶ月すると、非常に大きな音がでます。しかも、音はかなり高音で耳障りな音です。調整や、注油では、その音をを解消することが出来ません。
今では、安物自転車の代名詞と言っても過言ではないぐらい、安物自転車に使われています。(昔からあって、安いので…)
唯一の美点は、寿命が長く、効きがいいことです。

ブレーキひとつとっても、さまざまなタイプがあり、どれにも一長一短があります。自転車選びの基準をブレーキして注目してみてはいかがでしょうか?

ちなみに、市販されているほとんどの子供自転車は、リヤブレーキに、バンドブレーキを使っています。
理由は、小さな子供の手で、引けるワイヤー量はさほど多くありません。その量で確実な効きを求める場合、バンドブレーキ以外だと止まれなくなってしまうことがあるので、これが使われているのです。