リッヂランナー復活!dynasis10スピード
火曜日, 12月 18th, 2012かれこれ、20年ぐらい前のミヤタ工業謹製マウンテンバイクが入庫しました。
タイトル通り、復活作戦です。
昔のMTB乗りが見ると懐かしさで胸いっぱいになります。
オンザのハンドルバーエンドなんか超興奮です。いわゆる当時の決まり物で、これ付けないと始まらない感じの一品でした。グレッグヘルボルトグリップも泣かせますね~!(グレッグは、当時の超一流ダウンヒルレーサーです。)
この色味、原宿当たりのおしゃれ自転車小僧が欲しがりそうですね~。時代は廻ってます。
で、こちら左シフトレバー、ブレーキ一体タイプのデオーレDXです。(今のXTとSLXの間のグレードです。)
で、右は!!!!!??!
7スピードで修理は限界があるので苦肉の策でサムシフター化して修理してます。
めちゃくちゃ乗り込んでいたわけではなさそうですが、やはり頑固な汚れがこびり付いています。
なかなか良いグレードのパーツで組まれていますが、やはり21段変速のまま修理するには現代の安物パーツでの対応になってしまうので、今後の修理しやすさも考えて思い切って10スピード化(30段)をご提案しました。
で、あっという間に丸裸です。
これから、車輪も外して大掃除です。BBもタップ掛けてオーバーホールしようと思っていたのですが、タオルでこすっただけでビカビカに!!!さすが、メイドイン茅ヶ崎です。タップ掛けてねじ山に負担かけるよりも、そのままの方が良いと判断してクリーンクリーン♪♪♪
塗装も、当時のものは非常に良く出来ており、蛍光色にもかかわらず、色あせ無しです。
おいらの当時もののMTBも屋外保管でいまだに蛍光イエローに輝いてます。
やっぱり、日本製最高です。
で、いきなり出来上がりです。
ペダルは、当時もののデオーレXTをそのまま採用!
懐かしさで残しましたが、まだまだ高性能です。
ブレーキ方式の変更でワイヤーの取り回しを変えています。当たり前と言えば当たり前ですが、マニュアル通りの整備しか出来ない若い子多いんですよ!!!
で、こちらVブレーキ仕様です。分かるかな?
車体に合わせて、リードパイプも微妙に曲げてスムーズに動くように調整済みです。
シマノのVブレーキなので箱出し状態でもなかなか良い動きですが、一工夫でもっと使いやすくソリッドなタッチと利きになります。
おいらがきちんと整備すると、随所にそんな一手間がちりばめられます。(プライスレスな性能アップ!?)
完成!!!ぱちぱちぱち~!!!!!!
予算を抑えるためにリヤホイールはコンプリートのホイールを使いましたが、当店にて振れ取り調整を行ってから交換してます。
もちろん、ぴかぴかに磨いてから納車させていただきました。
この度は、ご依頼有難う御座いました。